こんにちは! 借金4000万円医学生maruです!
昨日は友達とご飯を食べて遊びました! ここまで来るのには苦労したけど、(いや、今も辛いことはたくさん…)やらなくてはいけない勉強や実習にやりがいがあって、やらないといけないこと=やりたいことになっているのが本当にありがたく、毎日充実しています。
研修医になったらこのバランスがどうなるのか……半分ワクワク、半分怖いです……。
さて今回は、最近、僕が実際に体験した「医学生、アップセル美容外科を返り討ちにする!」についてご紹介したいと思います。
ひどい歯軋りに悩まされた僕は…
最近某クリニックがアップセル(※1:ここではカウンセラーや医師による当日割引を理由にその場での契約や施術を強引に迫る勧誘や、広告掲載の金額より高額を請求することを指す)をしているという告発が文春砲でありました。
その某クリニック、実は僕も通っていたことがあって…
というのも、僕は睡眠時の歯軋りがひどくて、歯が削れて知覚過敏になってしまい、これを解決する方法がないかと探っていたところ、ボトックス治療というものを見つけまして。一番安いこちらでやってもらうことにしたのです。
歯軋りは、咬筋に力が入ってしまうことなので、この咬筋の神経の伝達を阻害してしまえばいいというのが歯軋りの治療のメカニズムだそうです。
エラが張って顔が大きく見えてしまう人も咬筋の肥大が原因なので、ボトックスで咬筋をいわば運動不足にして細らせるという、小顔治療の側面もあるということ。
一部の歯科医院でもボトックス治療は提供していますが、自由診療なので高いところが多いようです。ところが、この某クリニックの広告では、歯科医院平均価格の半分以下の値段で提供しているということだったのです。
そこで美容目的でクリニックを訪れたお姉さん・マダムたちに混ざって、歯軋りを治したい青年が美容クリニックの扉を叩きました。
カウンセラーがやたらと個人情報を…
担当してくださったカウンセラーさんが「医学生さんですか?」と聞いてきたので「そうです」と言うと、「前職で知り合ったんだけど、医学生のJくん知ってる?」と、僕の同学年生の名前を言ってきました。
そうすると共通の知人がいるということで、カウンセラーさんはJくんの話や、Jくんと彼女が揉めただとか個人的なことを僕に教えてきました。
僕は「いやー、これは院内で知ったことではないとしてもベラベラ喋っていいことじゃないよなー?」と思いながら…友達や本人(Jくん)に言いたいけど言えない秘密を抱えてしまったのでした。
目を疑ったお見積は…200万円です♪
私立医大に通う、美容クリニックに来る医学生なんてお金持ちに決まってる、そう見えて当たり前ですよね。
イイ鴨が来た、というワケです。
実際には、借金を4000万円も作って、あらゆるところで節約してやっとこさ医大に通っている&歯軋りを切実に治したくて来た、来た理由も歯科医院より値段が安いから、という貧乏医学生なのですが。
そして、場違いなところに来た自分も悪いけれど、僕はエラが張ってるだとか、小顔になりたいだとかそんなことには興味がなく。歯軋りでエナメル質が擦り減って、象牙質が露出して食事の時にしみて困るから…という切実な思いで来ているのに…
カウンセラーさんに鏡を持たされて「イケメンですね」、などとやたらに褒めちぎられ、ここに糸を入れるとシュッとしますよ、と全然、主訴と関係のない美容施術を提案され、了承もしていないのに美容施術のプランを3つも提示されました。
そのプランの金額はなんと、200万円!!
プラン1は、鼻やら輪郭やらに糸を何十本も入れて麻酔代込みで、それが200万円オーバー。
プラン2、プラン3は200万円よりは安かったですが、200万円のインパクトが強すぎて忘れてしまいました。
カウンセラーさんは必死でした。わかります、ノルマがあるんでしょう。でも僕もそこまでお人好しじゃありませんし、第一、そんな金銭的余裕はありません。
アップセルを返り討ちにする医学生
広告を見て2000円台の治療を受けてきているのに、200万円の請求額が出てきたので、思わず笑いそうになってしまいました。が、向こうも何かと戦っているのだと思うと、失礼だと思ったので、笑ったり文句を言ったりすることはしませんでした。
ただ提示されたプランを全て無視して「ボトックスだけでお願いします」とだけ言いました。
ネットニュースやSNSには断りきれなかったとか、3時間監禁されたとかありましたが、僕のように確固たる意志を持って断れば、乗り切れるはずです。ただ、店舗によるかもしれません。この店舗は初めてだったのですが、以前別の店舗では勧誘された印象もなかったです。
結局僕は、オプションは一切付けなかったうえに、LINEで友達登録してカウンセリング時にその画面を見せると割引きが適用されることも知っていました。
そこで200万円に価格を吊り上げてきたカウンセラーに、元々安い治療の定価料金からさらに割引きをさせて、本当に2000円台で治療を終えて、ものの30分で店内を後にできました。
この勝負、僕の勝ちです! 笑
まとめと次回予告
今回は、「貧乏医学生が歯軋りを治したくて美容クリニックに行ったら、200万円ものアップセルを食らったが、持ち前の貧乏根性で返り討ちにしてやった」という話でした。
この貧乏根性であらゆるボトックスを取り扱っている医院を調べ上げたんですけど、この某クリニックはボトックスに関しては破格です。そのうち値上げすると個人的には予想しています。
僕みたいにまさか歯軋りで行く人はそういないと思いますが、ひとまず美容外科に限らずいかなる分野においても、予想外のアップセルには十分に用心したうえで、必要であれば躊躇なく返り討ちにしたほうがいいと感じたのでした。
ちなみに、僕は、今では咬筋を緩める方法をやめてナイトマウスピースを作ってしまったので、もうしばらく行くことはないでしょう!笑
次回は「医学生が医師の「接待」の現場に潜入!」というお話です。お楽しみに!
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