金持ち自慢をしすぎた私立医大生の末路

こんにちは! 借金4000万円医学生maruです!

 前回の第3話「【悲報】ボンビー医学生、庶民狩りにあう!?」を読んでくださってありがとうございます! 貧乏医学生である僕が、お金持ちの同級生Aくんに貧乏人扱いを受けて悲しい目に遭う話をしました。

 今回は、そんなふんぞり返っていたお金持ち医学生Aくんのまさかの「転落」エピソードをお届けしたいと思います。

episode1.恐怖の開封儀式

お金。それは人間の生活に必要なもの。
 お金。それはありすぎると人を高慢にするもの。

 僕たち医学生は、よく家に集まって鍋パーティーをしていました。恐怖の開封儀式があったその日は、前回、僕を貧乏人扱いしたAくんの家で、みんなでしゃぶしゃぶでした。そろそろお肉もなくなってきた頃、おもむろにAくんが取り出してきたのは某通販サイトZ●Z●で購入した商品の段ボール。Aくんは開封すると…

 「これはDi●rで7万、これはG●cciで5万、これもG●cciで6万…」
 「あーこれはPR●DA。3万、結構安かったんだよねー」

 これが後に語り継がれることとなった恐怖の開封儀式であります…。Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
 (僕はもう見ていられなかったです…)

 誰も頼んでもいないのにAくんは、YouTuberのごとく購入商品紹介を始めたのですが“ブランドと値段を自慢したいだけ”というのが分かりすぎて、これはもう誰もフォローできません。

 どこの医学部合格体験記にも書いてあるように、「医学部はコミュニティーが狭いから、噂はすぐに広まる」というのはやはり事実で、面白い話題の少ない医学部でこの件は一躍話題となりました。

 自慢する人は簡単に世間で嫌われてしまいますが、ここお金持ち学校でも例外ではなかったようです…。

episode2.恐怖の全身ヴ●トン登校

抑揚もなく淡々と話す教授の講義に眠気が差してきた昼下がり。僕の目をギンギンに覚ましたのは、少し遅れて講義にやってきて講義室の通路を闊歩するAくんの、全身ヴ●トンのギラギラファッションでした。

 鳩が豆鉄砲を喰ったようとはこのことですね(笑)。僕は三度見をしてから、彼の服装に見入ってしまって、もう講義どころではありませんでした。さらに、今日は曇りなのにサングラスまでして、気分はハリウッドセレブというところでしょうか。

 生徒たちの目線は彼に釘付け!! 目立ちたがりの彼からすれば、狙い通りってとこなんでしょう。でも流石にドン引きです。学年単位でのドン引きでした。Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

 僕は正直、彼のことがあまり好きではありませんでしたが、ここまで自分の欲望にまっすぐで、ここまで嫌われていると、いっそ清々しいと思っていました。

 フォローするわけではありませんが、自分をよく見せようとして周りに合わせているだけの人よりは面白いって思ってしまいました。もちろん、見てる分にはですが… (笑)。

episode3.恐怖の「女はアクセサリー」発言

Aくんの暴走は止まるところを知らず、後日、またもやセンセーションをこの狭い界隈に巻き起こし、一躍、時の人となりました。

 「恐怖の開封儀式」、「恐怖の全身ヴ●トン登校」に引き続き、今度は『恐怖の「女はアクセサリー」発言』というパワーワードを引っ提げて、今回も瞬く間に、彼の女性を侮辱した発言が、学年も学部も越えて、学校中を震撼させたのです。

 その発言とは、
 「医者ってだけで女は寄ってくるもんな。何人の女と付き合ってるかがステータスみたいな? 俺らからすれば、女なんてアクセサリーみたいなもんだろwww」でした。

 Aくんが女好きというのは有名で、次々に二股が発覚したり、強引に自宅に女性を誘ったりするなど、さまざまな逸話で界隈を呆れさせていました。でも、今回はあまりにもキャッチーな発言をしてしまったため、彼の過去の女性遍歴もセットで、学年も学部も越えて一躍有名になってしまったわけです。

まとめと次回予告

友達は離れていき、彼女にも振られ、会ったこともない人にまで噂されてしまっているAくん。お金ってありすぎるとこうなってしまうんだなーっと、お金の怖さを知ったmaruでしたΣ( ̄。 ̄ノ)ノって、そもそも金持ち自慢するだけの金がないのよ! そこだけは安心w)

 彼はそれから、毎週末クラブに通い、女遊びに走り、留年していきました…。

<ブログ・SNSはこちら>
・m3.com: https://membersmedia.m3.com/articles/10948#/
・X(旧Twitter)アカウント:https://twitter.com/4000manyen_ms
・Instagramアカウント:https://www.instagram.com/4000manyen_ms/

タイトルとURLをコピーしました